社員紹介

モノづくりの現場を
多様な視点から支えたい。

奥田 幹也

営業
2020年新卒入社

業務内容

営業として、どんなお仕事を担当していますか?

トヨタ自動車様向けにパナソニックのオーディオ関連製品を販売する仕事です。具体的には、車載用のスピーカーやアンプ、ANC(ノイズキャンセラー)、ASC(アクティブサウンドコントローラー)などを取り扱っています。

ANCは馴染みのない言葉かもしれませんが、デジタル処理によって騒音や雑音を打ち消す仕組みです。ワイヤレスイヤホンなどに搭載されている機能を自動車向けに提供するもの、と考えるとわかりやすいかもしれません。

ASCはその逆で、最近の電気自動車の普及に伴い、加速サウンドや運転する楽しみといった付加価値としての音づくりを行います。

そのなかで、奥田さんの役割を教えてください。

開発・製造・販売・納入というモノづくり全般に幅広く関わりながら、トヨタ自動車様とパナソニックとをつなぐ窓口として、お客様のご要望を聞いたり、お問い合わせに対応したり、さまざまな調整業務を行っています。

私の場合、新型コロナウイルス感染拡大の影響で入社直後から在宅勤務となり、お客様とも対面でお会いできない時期が長く、オンラインでのやりとりに難しさを感じたこともあります。営業はお客様との関係性を作る大事なお仕事ですから、なるべく和やかな空気の中で本題に入れるよう、実務に限定せず、お客様との会話が弾むような広い視野での話題づくりを心がけてきました。これは、対面でお会いできるようになった今も同じです。

これまでに印象に残ったお仕事は?

ある製品のコンペで、お客様の要件をそのまま実現すると、どう頑張っても希望価格でのご提供が難しいだろうと予想されるケースがありました。そこで、設計部門や調達部門ともコミュニケーションし、製品に求められる要件と品質のバランスを精査した上で、お客様と当社がWin-Winとなる最適なソリューションを最適な価格で提案し、論理的にご説明することを心がけました。

営業部門に配属された一年目のことだったので、このような交渉に直面したときにどう動くべきかがわからず、上司や先輩社員にアドバイスをもらいながら提案したことを覚えています。より良いソリューションを提供し続けるためには、他部門との連携が非常に重要だということを痛感した案件です。

ワークスタイル

職場環境や雰囲気は、どんな感じですか?

ひと口に職場環境といってもさまざまな切り口があると思いますが、営業所に関して言うと、2022年春に座席がフリーアドレス化したことで、さまざまな部門の方とのつながりを作りやすくなりました。特に営業職においては、必要な担当者にすぐに話が聞けたり、確認できたりする環境は非常に重要です。部門間をまたいだ情報共有においてもメリットを感じています。働きやすさという観点では、自分の裁量で休暇を取得でき、ワークライフバランスを実現しやすい職場です。

また、一年目からベテラン社員と変わらないような仕事を任せてもらえます。現場で多様な経験を積むことは、成長機会にもつながります。人を大切にする風土が根付いており、自部門だけでなく、関係する部門の先輩社員も、新入社員が一日も早くパフォーマンスを発揮できるよう導いてくれます。ファーストキャリアとして、とても恵まれた環境です。

キャリア形成

仕事で役立ったスキルや、入社後に身に付けたスキルを教えてください。

営業としてモノづくり全般に関わっているので、モノづくりのノウハウはもちろん、お金の流れ、モノの流れを良く理解できるようになりましたし、仕事をよりスムーズに進めるための調整力が格段にアップしたと思います。設計部はもちろんのこと、生産管理部や、品質管理部、案件によっては法務や経理に関わる機会もあります。お客様のニーズと当社のシーズの双方を満たすために、他部門の方々といかに連携して仕事を進めていくかが問われる仕事なので、調整力は自ずと鍛えられます。

これから頑張りたいことは何ですか?

他社や自動車業界全体の動向にもアンテナを張りつつ、製品単体ではなく、システムとしてより付加価値の高い提案をしていきたいですね。また、今は営業としてお客様に一番近い場所で働いていますが、せっかくモノづくりの会社に入社したわけですから、違う視点でモノづくりの現場を眺めてみたいという希望もあります。たとえば、調達部門はどうやって仕入れ先や価格を決めているのだろう?とか、どのように価格交渉を進めているのだろうとか、営業としても非常に興味があるところです。

就職活動

パナソニック オートモーティブシステムズへの入社を決めた理由を教えてください。

学生時代は当然ながら社会人として働いたことがないですし、せいぜいアルバイトで社会経験を積んだぐらいなので、何が自分にとって適正なのかは見えていませんでした。だからこそ、すべての会社をフラットな目で見られるのも強みではないかと思い、ベンチャーから大企業まで、業界を問わずさまざまな会社を受けました。そんな中で、人を大切にする会社であること、その会社にしかできない唯一性があること、仕事を通して社会貢献ができることを軸に選んだのがパナソニックでした。

この先自動運転がさらに進化し、車というよりは移動空間としてのモビリティになっていくことを考えると、自動車部品に特化せず、家電や住宅、通信など多様な事業を手がけるパナソニックなら、自分の力を発揮できる場面が拡がりそうだという期待もありました。

入社前にやっておいてよかったこと、やっておけば良かったと思うことを教えてください。

こういう勉強をしておいたほうがいいよとか、こういう資格があったほうがいいよというのではなく、時間がたっぷりある学生のうちに、いろいろな所を旅行してほしいなと思います。見識を広げることで人間としての幅ができるだけでなく、コミュニケーションの糧となるコンテンツを持つことで人間関係を築きやすくなります。

就職活動中の方にメッセージを!

就職活動中の方にメッセージを!

日本だけでなく世界中にさまざまな会社が存在します。あまり特定の分野や会社に絞らず、また世の中の情報やイメージに引きずられることなく、気になる会社はとことん調べたり、説明会に行ったりして、積極的に関わりを持つようにするとよいと思います。とにかく納得のいくまで就職活動を続けてください。そうしているうちに、自分に合った仕事がきっと見つかると思います。

※所属・内容はインタビュー当時のものです。

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