社員紹介

“向こう三軒”も自分ごと化する
広い視野を持ちたい。

水田 健人

開発本部 研究・技術開発系
ICT(ソフトウエア・クラウド)
2019年新卒入社

業務内容

開発として、どんなお仕事を担当していますか?

C言語やjavaを使ってカーナビのソフトウエア開発を担当し、プログラミングから品質担保のための試験まで一貫して携わっています。私が所属するプラットフォームチームは、製品に共通するカーネルなどの汎用モジュールを開発しているのですが、開発の対象範囲が広く、しかも新しいモジュールの開発を担当することが多いので、常にやったことのない新しいことと向き合っています。日々勉強です。

最近では、スマートフォンをナビにつなぐときに必要な処理について、デバイスの動作確認を行う「穴あけ」と呼ばれる作業を行っています。これも今まで経験したことがない仕事です。入社以来ずっと関わっているのは、異常系の処理ですね。具体的には、異常発生を検知する機能や、異常が発生したというログを残す機能の開発です。

そのなかで、水田さんの役割を教えてください。

ソフトウエア開発は複数のチームで連携して推進しますので、私一人はもちろん、自チームのみで完結する仕事はほとんどありません。ステークホルダー(利害関係者)が多いのが特徴です。それぞれが担当する範囲が異なるので、誰がどのような情報を持っていて、どこまで作業を担当してくれるのかを見極め、その中で自分は何をすべきなのか、周囲の人たちと刷り合わせながら開発を進めています。

私は直接のコミュニケーションが重要だと考えているので、出社比率は高めです。週4日以上は出社していますね。先輩社員や同僚に直接聞いたらその場ですぐ解決することも、チャットだと後回しになりがちです。リマインドする手間が発生したり、結果として半日くらいかかったりすることもあるので、コミュニケーションを取りやすいように出社して仕事することが多くなっています。

これまでに印象に残ったお仕事は?

印象に残った仕事とはちょっと違いますが、日々の業務の中で自分の書いたソースコードや仕様書をシステムに登録すると、自分の名前や変更内容が記録として残っていくので、実績が積み重なっていく感じが理系人間にはたまらないですね。やりがいを感じる部分でもあります。何より、市場シェアの高い市販カーナビゲーションのソフトウエア開発を、プログラミングからテストまで一貫して担当できることに大変満足しています。品質を担保するために企業がどのような取り組みを行っているのか、リアルに体験できるのは非常に貴重なことです。

ワークスタイル

職場環境や雰囲気は、どんな感じですか?

自分の裁量で仕事の緩急が付けやすく、働きやすいと感じています。フレックスタイム制度があるので融通がききやすく、たとえば私のように朝は早めに出社して早めに退社する人もいれば、遅めに出社して遅い時間に退社する人もいますし、中には完全に在宅勤務という人もいます。一人ひとりがさまざまな事情を抱えながら仕事をしているわけですから、多様な考え方や働き方が尊重される風土が、働きやすさにつながっているのだと思います。

キャリア形成

仕事で役立ったスキルや、入社後に身に付けたスキルを教えてください。

学生時代から人前で話す機会が多かったことは、コミュニケーションスキルが重要な今の仕事に役立っています。入社後は、担当範囲が広いチームに所属しているおかげで、プログラミングからテスト、リリースまで一連の工程を通して、品質の維持に必要な知識やノウハウが身に付いています。

これから頑張りたいことは何ですか?

“レイヤーを上げる”という言い方をよくされますが、自分の目線の高さを一段上げるためにも、リーダー経験を積みたいと考えています。担当している機能に閉じてしまうのではなく、もっと全体を見渡して判断できる広い視野を持ちたいということです。過去の案件で、解決したはずのバグ(不具合)が別のモデルで再発したことがあるのですが、他のモデルへの影響も考慮してバグを検証していたら、回避できたのではないかと思いました。

私の上司がよく口にすることの一つに、「向こう三軒両隣」という言葉があります。道を挟んで向こう側にある家も”自分ごと”として捉えなさいという意味で、目線の高さを上げるとは、まさにこのことだなと感じています。

就職活動

パナソニック オートモーティブシステムズへの入社を決めた理由を教えてください。

パナソニック オートモーティブシステムズは商材が多いのが魅力でした。また、大学でアントレプレナーの輩出を目指すような学科で学んでいたので、「新規事業開発に積極的な会社」という目線でも探していました。

直接的には、大学時代に研究室でお世話になっていた方が関係者だったことがきっかけです。また、インターンシップに参加してみて、言葉は安易ですが”すごい人”が多いなという印象を受けました。入社後の研修中に上層部の方から「すごくない人はいないよ」と言われたのも印象に残っています。実際、私の周囲には尊敬できる先輩や良い刺激をもらえる後輩が非常に多く、人間関係などのストレスもありません。

学生時代にやっておいてよかったこと、やっておけば良かったと思うことを教えてください。

やっておいてよかったことは、学会発表です。人前で話す経験を積めるだけでなく、世の中に名前が残るとはどういうことなのかを実感できます。あとはTOEICや応用情報資格試験、各種技術試験などの外部資格を取得しておくとスムーズです。当社には資格取得を支援する制度もあるので、入社してからチャレンジしても決して遅くはありません。

就職活動中の方にメッセージを!

就職活動中の方にメッセージを!

パナソニック オートモーティブシステムズに興味を持ってくださった皆さんは、おそらくさまざまな努力をされてきた方で、”すごくない人はいない”と思います。作られた「就活モードの自分」ではなく、ご自身の普段の魅力を伝えられるのがベストだと思います。油断せずにきちんと自己分析をしたうえで、謙虚に、かつ自信を持って就職活動の数カ月間を乗り切ってください。就職活動は大変だと思いますが、就職先は必ず決まります。働くって楽しいですよ。

※所属・内容はインタビュー当時のものです。

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